- はじめまして。院長の谷脇です。
このメッセージを読まれているということは、
何かお子様の目のことで不安や心配、
悩みなどがあってのことと思います。
大変おつらい今のお気持ちをお察しいたします。
と、言いますのも、
小児眼科にチカラを入れようと思ったのは、
愛娘の視力の異常を経験したことからでした。
- 私はもともと、ドライアイや白内障などを
専門とする眼科医でした。
医者の不養生ではありませんが、
わが子の視力が十分に出ていないことに気が付いたのは
4歳を過ぎてからのことでした。
すぐに診察と検査を行い、
“中程度の乱視”及び“軽度の遠視”とわかりました。
メガネをかけての矯正視力も0.5。
- このまま何もしなければ弱視になる可能性がありました。
弱視のまま大きくなってしまうと、裸眼視力はもちろん、
矯正しても十分な視力を得ることができなくなります。
子供の眼の異常は早い時期に治療を開始できるほど、
治癒・回復の可能性が高いのです。
娘にもメガネを使った治療を開始。
幼少期に視力が出ていない場合に重要なことは、
「見える体験」をすることで、網膜細胞や視神経などが
刺激され発達します。
- もちろん、はじめてのメガネですから
娘も気分によってかけたり、かけなかったり。
そのような時には親のサポートが重要です。
「かのんちゃん、メガネとっても似合ってるね!」
「メガネとってもかわいいね!」
「メガネかけると、よく見えるねぇ」など、
本人が自発的にメガネをかけたくなるように
しっかりとほめたり、声をかけてあげるのです。
- 治療から約1年が経った今、
矯正視力は1.0程度まで回復しました。
このことは私や家族にとって、
とても大きな喜びであり、安心となりました。
一度発達した視力は、弱視に戻ることはありません。
とはいえ、子どもの視力は就学前に
大人と同程度まで発達を終えてしまうこともあり、
早期の発見が重要です。
- このことを私と同じような境遇の
お父さん、お母さんにの多くに知ってほしい。
そう強く願い、
小児眼科にチカラを入れるようになりました。
もし、お子様が「目が疲れやすい」
「落ち着きがない」「飽きっぽい」
「時々、見えにくそうにする」
このような症状が少しでもあるようでしたら、
まずは眼科医に相談することを強くお勧めします。
私のこと、私の家族のこと