子供の目の症状・病気
正視の屈折
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仮性近視症状での見え方
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仮性近視(偽近視)は通常の近視と同じように、遠くを見るとき網膜の手前で像が結ばれてしまい、ぼやけたり二重に見える症状です。
毛様体(レンズの厚さを調節してピントを合わせる)筋の緊張が原因で起こる 一時的な症状です。
しかし、そのまま放置していると近視が進み、仮性近視の治療では視力が回復しない場合があります。
仮性近視の検査には、「サイプレジン」という一時的に毛様体筋の緊張を取りのぞく点眼薬を使用します。この点眼薬を使用することで毛様体筋が緩み、本来の屈折状態が分かります。
この点眼薬を使用する前と後に 「視力検査」・「屈折検査」をおこない、使用後に近視の改善が確認できると仮性近視と診断します。
※個人差はありますが、検査後1日~2日くらいは眩しくピントが合いにくくなります。学校を休ませないためにも休前日の検査をおすすめします。
毛様体筋の緊張を取る目薬(ミドリンM)を毎日就寝前に点眼します。点眼後30分から1時間で毛様体筋の緊張が取れ、その状態が3~4時間持続します。
これを毎日繰り返すことにより、毛様体筋の緊張状態が減り、仮性近視が改善されます。