子供の視力回復のために
「何歳からコンタクトレンズを使用していいの?」という疑問をお持ちの方も多いと思います。
実は、先天性白内障の治療といった医学的な理由で、赤ちゃんでもコンタクトレンズを使用することはあります。
しかし、このような特別な治療目的の場合を除き、小学生以下のお子さんがコンタクトレンズを使用することはおすすめできません。なぜなら、レンズの取り扱いを清潔におこなうことが難しく、装用している時に異常が発生した場合、十分な対処ができないことが考えられるからです。
コンタクトレンズは眼鏡と異なり眼に直接触れるため、「視野が広い」「レンズが曇らない」「自然な見え方をする」といった長所があります。
しかし、小学生のお子さんにおすすめしない理由でも先述したとおり、衛生面に注意が必要であったり、装着脱に練習が必要であったり、取り扱いが難しい点が短所としてあります。
また、眼に疾患があると、コンタクトレンズを使用できない場合があります。
コンタクトレンズには「1日使い捨てレンズ」や、「2週間使い捨てレンズ」といったように使用期限があります。この期限を守らない場合、眼病にかかるリスクが大きくなります。
さらに、角膜に負担が生じたり、レンズの汚れなどによって角膜に傷が入る恐れがあります。
コンタクトレンズは眼にとって異物です。使用方法、使用期限を守ることはもちろん、定期検査を怠ることなく正しい使い方をすることが大切です。
みなと眼科クリニックではお子さんが使用するコンタクトレンズは1日使い捨てのレンズをおすすめしています。1日使い捨てレンズは、長期間レンズよりも酸素透過性が高いため、目に優しく疲れにくいものとなっています。また、装着期間が短いため、長期間レンズよりも安全性が高いといえます。